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# 令和4年度「沖縄県観光協会等協議会」

先日、令和4年度「沖縄県観光協会等協議会」全体協議会が沖縄観光コンベンションビューローが主管となり開催されました。
沖縄県内の観光協会やDMOの全ての団体が、リアルまたはオンラインにて参加する会議です。

昨年の秋に、各地区(※)ごとに協議会があり、そこで浮き彫りになった課題や意見を共有する場ともなります。
※北部地区、中部地区、南部地区、八重山地区、宮古地区、久米島地区

共通課題は以下となります。
(1)人材確保について
(2)行政との連携について
(3)地域間連携について
(4)二次交通について

それぞれ、会議で出た意見を踏まえて、本協会の視点でも考えてみたいと思います。

(1)人材確保について
要は財源確保となります。もっと言うと半公的団体において自主事業の必要性及び可否について議論されました。
本協会の協会業務の従事者は2名です。これ以上増やすためには自主財源が必要となりますが、ミッションである観光PRに収益性を持たせることは不可能なので、「どうするべきか?、どうできるか?」を日々検討しています。
次年度は、推進している「平和学習ガイド@道の駅」に集中したいと考えています。

(2)行政との連携について
お隣の町について最近ニュースになっていますが、行政との関係は各市町村により様々のようです。
八重山ビジターズビューローの会長は石垣市長のため、理解とスピードをもって対応できていると聞きました。
本協会は役場との関係性も良く、頻繁にコミュニケーションをしていますのでご安心ください。

(3)地域間連携について
本課題は中部地区協議会で私からも提言しました。沖縄旅行の計画をするときに「○○○市(町)(村)に行きたい!」と考える旅行者はほとんどいません。
人気スポットの「美ら海水族館」「古宇利島」「青の洞窟」は知っていても、どこの市町村であるかは調べません。
よって、県外イベントでは中部エリアでPRすれば、効果的で効率的ではないかと考えています。
また、ある観光協会からは「観光地の格差」を指摘されました。人気観光地を有する市町村は更に強化し、財源を獲得しますが、これからPRし、観光素材を育てていく市町村は財源もなく、周囲の協力を得ることが厳しいと。個人的には共感する話でした。

(4)二次交通について
沖縄観光に従事すると、(1)の人材確保と二次交通は永遠のテーマです。今はレンタカー不足が指摘されていますが、インバウンドの復興やこれからの若い人は免許を持たない、またはペーパードライバー化していくことは間違いないので、公共交通の整備は必要不可欠です。本協会も「道の駅かでな」を北谷町や那覇市から1本で結ぶバス路線は必要だと考えており、これから提言していきます。


本協会も令和5年度で3年目を迎えますので、もう少し観光協会らしい活動をしていきますので、ご支援をよろしくお願いします。

嘉手納町観光協会 事務局長